子:大型は、序盤はひたすら耐えるだけだったよな。
フ:そうね。ただ、耐えながらも決めてのユニットを展開するためにSPをどうやって確保するかを考えなくてはならなかったわ。
子:うむ。ちなみに、ユニットとして場に展開すれば、返却されない限り、そのユニット展開に費やしたSPはリムーブ時に戻ってくる。これを利用してSPロックや中型とかに耐性をつけるのが最近の大型のセオリーだな。
フ:前回、適当に流したその箇所って、結構重要だったのね。
子:別に、これがとりわけ重要というわけでもないが、こういう理由もあるんだよって補足かな。前回はさすがに言葉が足りてなかっただろうし。
フ:なるほど。で、そうやって大型を展開した後は?
子:まず、この時に壁役として展開したユニットが残っているかどうかで、それ以降のやり方がまったく違う。
フ:じゃ、残ってたときから聞いておこうかな。
子:残っていたときは、どのユニットが最初に動くかで行動が決まる。
フ:というと?
子:最初に動くユニットで相手のユニットが確実にクローズするなら、そいつは攻撃。そうじゃなければ、壁として待機。そうしながら、確実に相手のユニットを一つずつ潰していく。ちなみに、この前の例であげた星竜やバスタンドーラなどは、最初に動いてスキルを使って相手が全滅するなら、積極的にスキルを使うのがいい。その後、イクサーアタックすれば、相手のSSの予想がつけやすくなるからな。
フ:そういう特殊な状況じゃない限りは、一体ずつ潰していくほうがいいわけね。
子:そ。何も、相手のSSを複数同時に発動させられる状況を作ってやる必要はないし、一体ずつ潰していけばSSは一度ずつしか発動しないから、読みを外しても態勢を立て直す余裕があるだろうからな。
フ:じゃあ、大型展開したときに、すでに壁役として使ってたユニットがいなかったら?
子:もう一体の大型を投入する。壁役がいない=そのユニットのリムーブSPが手に入るということだからな。もう一体展開する余裕もあるだろう。その後は、壁役が残っていたときとやる事は一緒だ。
フ:んー、まとめると大型の中盤は相手の戦力を弱らせるのが目的?
子:そう。大型ユニットは場を一体で制圧できる可能性を秘めてはいるし、またやってやれない事はないだろうが、それは裏を返せば悠々とゲームを進めていくことが可能ということだ。相手をなるべく相手を弱らせてから一気に試合を決めたほうがまぎれがすくないから、大型ユニットを展開した後は、運やラッキーパンチが入り込む余地を潰していくほうが大事だ。
フ:なるほど。よく、大型を使う人で、大型ユニットを展開したら一気に攻めだす人がいるけど、そういうのはあまりよくないわけね。
子:時と場合によるが、まぁそうやって一気に攻めて返り討ちにあうのが必定だろうな。
フ:その、返り討ちが発揮できない状態に持ち込んでいくのが、大型中盤の流れということね。
子:そ。そうやって、相手に反撃する元気がなくなってきたら、ようやく大型の終盤となる。
フ:じゃ、次はその終盤ね。
子:そうなるな。ただ、大型の終盤はものすごくつまらないと思うがな。
フ:なんで?
子:だって、中盤で相手の戦力をそぎ落としてるから、ほとんど惰性で勝てちゃうから。
フ:…それって、このコーナーを真っ向から否定してるわよ。
子:ま、とは言っても、注意しないといけない点はちゃんと存在する。だから、それを言っていこうかなと思う。
フ:そう。じゃ、今回はここまでね。PR