フ:あたしも、カードゲーム初心者だから、ファイルタイプって言われてもイマイチピンとこないのよねぇ。
子:逆に、MTGをやってる人からすると”ファイルって何?ソウルスキルって??”なんだけどねぇ(笑)
フ:まぁ、あまり脱線しないうちに本筋に戻すわよ。
子:はいはい
フ:で、このファイルタイプってどれくらいあるの?
子:大きく括ると「ビートダウン」「コントロール」「パーミッション(返却)」「瞬殺コンボ」の四つかな。
フ:あれ?ロックていうタイプはないのね?
子:すっごく大きく括ったからね。ロックは「コントロール」に属するファイルタイプ。さて、ロックについて説明する前に、各ファイルタイプの説明と、それに属するファイルを挙げていこう。
フ:うん。やっぱりちゃんと、基礎は抑えておかないとね。
子:まず、ビートダウン。これは、かなり単純。ユニットをたくさん展開して、そのユニットをサポートしながら戦うファイル。現在の白・赤中型やかつての青小型(ラドルファイル)なんかがこれ。殴り合いで打ち勝つ事を目標に戦うタイプだ。
フ:小型ファイルは、たいていこれよね。
子:そ。定義としては、攻撃して相手を倒すファイルってとこかな。次、コントロール。現在のジュッズヴァーファイルや赤中型大型、ノワールガーファスファイルとかがこれかな。
フ:あれ?赤中型がビートダウンとコントロールに入ってるけど、なんで?
子:んー、正直微妙だと思うんだが、カサンドラがいるとビートダウンしながらコントロールもこなせるんだよね。だから、どちらにも属するファイルになっちゃう。つまり、カサンドラがかなり特殊という事で(笑)
で、定義としては場の状態をスキルやグリモア、コンボを使って自分の有利になるように調整するファイル。
フ:うん、確かにそんな感じのファイルよね。だから、場の状態を調整するロックはここに入るってことか。
子:そういう事。次に、パーミッション(返却)。これは、アルテイルにパーミッションが存在しないので、便宜上それに近い返却がここに入るって意味のカテゴリー。
フ:パーミッションって、許可って意味よね。
子:そ。つまり、相手が「このカードをプレイしたいのですが、よろしいですか?」とお伺いを立てて、それに対して「許可」「不許可」の決定権を握ることからこんな名前になった。アルテイルでは、返却がこれに近い。
フ:つまり、このユニットは場に居続けてもいいのかな?に対して、いいよとダメを言う権利を握っていると。
子:うん。で、現在のミスティアファイルや精霊返却なんかがこれに当てはまる。上手くいけば相手がノーガードという事もありえるので、負けると何もできずに終わったという感想を持たれるのが特徴。
フ:…嫌味なファイルね。
子:確かに(^^;)じゃ、最後「瞬殺コンボ」。これは、かつてのジュッズヴァーファイルやバネット兵団、保管ファイルなどがタイプ的には当てはまる。
フ:…ようは、決まれば勝ちってこと?
子:正確に言うと、決まればほぼ勝ちが決定するファイルって事。他のカードゲームと違って、アルテイルにはソウルスキルというものがある上に、それを完全に発動させないのは無理だから、瞬殺と言っても、実際には無理だからね。ただ、決まったらほとんど勝ちが決定する以上、瞬殺と言って差し支えはないと思う。
フ:なるほどねぇ。恐ろしく、緻密な計算の元、勝ちまで一気に駆け抜けるタイプなわけね。
子:そ。さて、長くなるが、ここから火種さんの疑問に答えようではないか。
フ:そうね。一応、答えてあげましょう。
子:ロックファイルの定義って話だったよな。ファリエルは、どう思う?
フ:んー、改めて聞かれると、難しいわね。つまり、相手の自由を奪うタイプのファイルって事じゃないの?
子:簡単に言うと、そうなるね。アルテイルにはSPとユニットの行動の選択という要素を縛れるカードが存在する。前者はSPを削るユニットやグリモア、後者はファイル破壊カードやメイリーンがそうだ。
フ:?ということは、ファイル破壊もロック?
子:相手の自由になる範囲を削るんだから、ちゃんとロックしてるだろう。メイリーンは相手の場にいるユニットに待機か移動の選択をせまる事ができるという意味でロック。SPロックはプレイできるカードの種類を限定するので、これも相手の行動の自由を束縛しているから、ロック。そして、このロック状態が続くうちに相手のLPを削るファイルがロックファイルとなるわけだ。具体的には、「アリウス」とかの相手のLPに直接ダメージを与えるスキルを使ったりしてな。
フ:決まると、強そうね。
子:…強そうなんて、あいまいな強さじゃないぞ。決まったときは返却以上に何もできないまま終わるからな。そして、何もできない時間が返却より確実に長いから、プレイするのがとっても嫌になる。
フ:?どっちが?
子:やられる方はもちろんだが、やってる方も相手が何もできないのを一方的に痛めつけるから、弱いものいじめみたいで嫌になる事があるな。
フ:うわぁ、最悪なファイル~。
子:ま、ぎりぎりの駆け引きや殴り合いが好きな人はロックファイルとか使わない方がいいな。決まれば勝ちって事で瞬殺コンボと似てるから、こちらが好きな人向きだろう。コントロールに分類されるファイル自体はかなり数があるが、その中でもビートダウンが好きな人向きのコントロールとかパーミッションが好きな人向けのコントロールといったものもちゃんとあって、幅が広いファイルタイプと言える。カード次第で色んなファイルが作れるのがコントロールタイプの魅力だ。って事で、終わるぞ。
フ:そうね。いい加減、長くなりすぎだわ。
子:次は、最後の方でちょこっとやったファイルタイプの特徴について、詳しくやることにする。
フ:またね~♡PR