というわけで、最近(LH開始あたりから)入ってきた御新規さんには、あまり馴染みがないであろう「竜皇帝『ジュッズヴァー』」を中核に据えたファイルについてファリエルとの対話形式で語っていきますよ。
ちなみに、ジュッズヴァーの能力をかいつまんで説明すると、Lv9のローティアユニットでOSで両方のイクサーのSPを0(昔は、相手だけ0だった;;)にし、CSでAT÷2ダメージする(昔は÷2がなかった;;)ネームドです。
子:まぁ、LHが出だした近辺では、「魔滅者『ヴォル・アグニ』」の存在があったんで、使えなかったんだよね。
フ:そのことからわかる事が、一つあるわね。このファイルは、グリモアを落とされる事に弱い!
子:一年以上前からやってる人間には、当たり前の弱点なんだけどな(^^;)
フ:でも、近頃のLv20~30、下手したら50台でも対処法知らない人、いたわよ。
子:あ~、あれには流石に、驚いた。RPもそれなりにあったのに、マジで数珠対策知らないんだもん。
フ:あまつさえ、無言落ちされたのよね。
子:そうだな、されたな。でも、僕自身も、一番初期の数珠ファイルを相手にした時には、投げ出したくなったぞ。
フ:うわっ、負け確定するまで諦めないしおんでも、そんな事があったんだ。
子:一番初期だと、対処法がきつかったんだよ。相手のSPは減らないし、こちらが受けるダメージは素だと100になるし、カードプールも今ほど整ってなかった(無慈悲・生贄・堕落はあった)から、同系じゃなけりゃほぼ100%の確率(確立だと誤字だよね?)で負けるわ、同系も数珠(「ジュッズヴァー」の略語)出した方が勝ち確定するわで、悲惨だった。
フ:だから、修正が入って今の「ジュッズヴァー」になったのよね。
子:そう。それで、皆から使えなくなったと言われていた「ジュッズヴァーファイル」は同時に修正を受けていた「古代王国の死体の王」のCS(当時はASでSP1使って自爆してSP+2、HP70)に目をつけた誰かによって、蘇ってきたわけだ。ただ、修正前ほどの威力はやはりなく、CSでクローズしない相手ユニットが2体以上いると途端に劣勢になるし、グリモアペイン系統のスキルに弱くなったのもこのころからだ。
フ:どうして、修正前はグリモアペイン系統のスキルに対しても弱くなかったのかな?
子:「使者『ブルーリジット』」や「海賊王『ダヴリッド』」のSSがあったから。
フ:?それって、相手も戻すよね?別に今と同じな気がするんだけど?
子:当時だと、「ジュッズヴァー」を出しなおすと、
自分だけSP使い放題なんだよ。これなら、相手のユニットが戻るデメリットを考えても、自分が落とされたグリモア回収の方が有利なんだ。「生贄」はあるわけだし、「魂の帰還」もあった。「あふれ出す魂」は無かったから、SPを貯めるための準備は必要だったけど、それは相手も同じ条件だからね。
フ:ってことは、相手が数珠出してきたら、「生贄」打たれる前に「無慈悲」か「堕落」?
子:だから、相手が数珠出した次のターン、こっちは最高でもSP4なんだってば。代わりに、相手はSPが最低12は残る状態で数珠出してくるから、「無慈悲」は打てないし、「堕落」は有効だけど、あるってわかった瞬間に、即効一枚目を切られて、出しなおされる。かといって「生贄」は連打できない。恐ろしく、強力だったわけだ。
フ:で、今の効果なわけか。自分もSP無くなるなら、「生贄」連打コンボは成立しないから。
子:でも、一緒に修正されていた「古代王国の死体の王」が、そのまま数珠ファイルが埋もれるのを許さなかったわけだ。上記の能力なら、数珠を出すターンに合わせて自爆した上で、リムーブすれば、リムーブ分のSPが手に入り、「生贄」連打ができる。まぁ、この点は今も変わらないがな。
フ:受けるダメージ量が格段に減ってはいるけど、小型には致命傷だよね。
子:そういうこと。そして、しばらく数珠が生き残っていたわけだが、赤のLv4~6のユニットが充実しだしてから、状況が一変する。数珠ファイル最大の弱点、2体以上CSでクローズしないユニットがいると極端に分が悪い、が顕著になってきたわけだ。そして、その赤を食い物にするかのように、「黒猫『フェルアン』」+「大海の人魚魔術師」-EX(当時、SP2でほとんどのユニットを戻せていた)ファイルが登場する。
フ:あ、そうしたら、数珠のもう一つの泣き所、グリモアペイン系統に弱い、が暴かれちゃうじゃん。
子:そ。だから、一時、上の二つのファイルしかアリーナにいない状態になったこともある。
フ:だけど、数珠って色が黒いよね?
子:うむ。まさしくそこがキーポイントでね、上の二つのファイルは、LPがとてもわかりやすいファイルだったんだよね。
フ:それ言ったら、数珠もだよね?
子:そうなんだが、実は数珠は表に現れるたびにLPの値が違うから、上の赤中型なのか数珠なのか区別がつけにくかった。幸い、序盤の動き方も似ていたからね。そこに狙いをつけて、序盤から攻め立てる形のジュッズヴァーが登場する。アーキタイプだと「殺人兵器『ラ・ヴォ』」とかを使っていた人もいたぞ。確実に、フェルアンより先に動くしな。まぁ、メジャーだったのはLv4以上AT30以上のユニットに「風の精霊」を当てるタイプだな。
フ:真っ先に思いつくのが、「フィミーリア」。
子:だな。まぁ、それに対抗するように、皆「風の精霊」か「水の精霊」をファイルに投入しだしたけどな。だが、赤中型はそれで良かったが、青はそうはいかない。メインがほぼ全てLv3以下なんだから、当然のごとく「恐怖」が飛んでくる。また、「悪魔の抱擁」(当時、HP-30、SP-2)が登場したもんだから、それなりに対処できるようになってしまったわけだ。まぁ、それが出た当時は、「エキドウナ」ファイルと「ラドル」ファイルばっかりだったけどな。
フ:その二つが、修正受けて、「抱擁」もHP-20にはなったけど、その頃には数珠ファイルが忘れられていたのよね(^^;)
子:流行りだすまで、僕自身忘れてたさ。
フ:今回は、自分でも流行らせてるみたいだけどw
子:まぁ、当時とは状況が違って、自分が数珠を使える立場だからなぁ。
フ:で、冒頭にちょこっとでた高Lvで数珠知らない人がたくさんいたら後ろめたいから、今回の記事書いちゃえってことね。なっとく。
子:まぁ、環境に小型で強力なファイルが流行りだすと増えてくる数珠ファイルだが、対処法はこれまでの会話の中にちゃんとあるぞ。
フ:まとめるとねぇ、まず、HP+DFが51以上のユニットを複数並べる(この点で、赤中型は数珠に有利)、相手の切り札を落とす(グリモアペイン系統で、ネームドユニットを落とせる「戦いを決めた妖精」はかなり効果的)。
子:まぁ、文中の弱点を要約するとそうなるな。後は、返却SSを数珠に当てるだが、これはひたすら困難だ。
フ:「一瞬の決断」・「運命の一撃」・「大突風」・「深い眠り」・「反撃の狼煙」、後当然「生贄」。
子:これだけ回避手段がある中で、どれを当てるかなんて、不可能だ。最悪、「決断」→「生贄」→「狼煙」なんてコンボを食らう可能性もあるわけだ。とどめとばかりに、「運命の一撃」で自分だけ被害をこうむる羽目にでもなったら、目も当てられない。
フ:そうなったら、後は蛇の生殺しね。
子:まぁ、そうならないための、グリモアペインなんだけどな(笑)
フ:あー、後自分が黒なら、相手が数珠出してきても自分から攻撃せずに「無慈悲」打てるまで待って、「無慈悲」という裏技もあるわよ。「堕落」でもかまわないけど、ローティアはすべからくHP低いからねぇ。
子:「堕落」でAT落としても瀕死になりかねないユニットも確かにいるな。だが、「無慈悲」より「堕落」の方が有効だぞ。「堕落」なら、相手が数珠出してくるのを読んで合わせて「光の精霊」か「安らかな祈り」を打てば、返しで打てるからな。連打も効くし。
フ:なるほど。ちなみに、「あふれ出す魂」だと、OSの発動順序の関係(グリモアの方がユニットより先)で、増えた分を全部取られるから、気をつけようね。
子:というわけで、数珠に対抗したいなら白・赤はHP+DFが51以上のユニットを大量に並べる、黒なら「堕落」を保険に入れておく(使い道が多いグリモアだから、無駄にはならない)、青ならやはり「フェルアン」が一番の対策だが、もし無ければやはり白・赤同様の対策が要るな。また、保管ファイルだと実は数珠は苦しい。「ディオンドラ」の加速能力が異常なので、数珠が出る頃には「異界の手」で処理される可能性が非常に高い&「ディオンドラ」のASでも致命傷。
フ:こうしてみると、今の時代、決して数珠は楽勝で勝てるわけじゃないのね。ただ、最近始めた人が対処方法を知らないだけで。
子:そういう事。特に保管ファイルなんか、数珠の天敵に近い。場にユニットはいないわ、確実に数珠の息の根を止められるグリモアはあるわ、相手にしたくないファイルNo1だと思うぞ。ユニットを並べるファイルなら、まだ「反撃の狼煙」とかで数珠を投げてつなげたり出来るが、保管ファイルはそれすら難しい_| ̄|○
フ:やっぱり、どんなファイルでも勝つには何かしらの工夫が必要ってわけね。わざと、それ省いたでしょ。
子:(・・?何の事かなぁ(-_-)zzz
フ:あ、ごまかした。
子:じゃ、次回は今回話題に上った保管ファイルでも検討しようかね。
フ:あ、待てっ!逃げるなあ~。PR