まず、僕自身は、ファイル構築の段階で、割と何を使うかを決めていることが少ないです。
ですが、”こういうファイルを作ろう”というのは決めてから作るため、自分の意図する動きができるカードを中心に選択していきます。
このあたりは、多少の個人差はあるでしょうが、ほとんどの人が同じでしょう。
では、どうして勝率の良いファイル・悪いファイルに分かれるのでしょうか?
問題は、実は”枚数とサポート”にあると思われます。
メインとなるカードの選択は、誰がやってもほとんど変わり映えはしないでしょう。ですが、その枚数の選択とサポートカードの選択は、人それぞれで変わることでしょう。
ちなみに、僕の場合、メインのカードはよほどの理由がない限り、2枚までしか入れません。3枚きっちり入れると、ファイルの動きが通り一遍等になってしまいかねないという懸念をなるべく抑えるためです。
それに、2枚入れていれば、そのゲーム中にまったく引けない確率はそんなに高くないので、メインとしているカードできっちり勝ちを拾えば、後はサポートとして入れたユニットなどで勝率をあげつつ勝ちを拾えばそれでいいと思っているためでもあります。
そのサポートカードも、かなり有用だと感じない限りは、大体1枚しか入れず、種類を豊富に揃える傾向に、僕はあるようです。
とりあえず、相手に”ある”と思わせることで、十分に効果があるカードも存在するので、そういったものを有効利用することが大事です。
たとえ枚数が欲しいと思っても、一度”本当にこの枚数が必要だろうか?”と考えてみると、ファイルの柔軟性があがると思います。
さて、枚数に関しては、こんな感じで、”必要かどうか”を気にかけていけば、その内最適な枚数が割り出せると思いますが、サポートカードに何を使うかは実際にファイルを回してみないとわかりません。
なぜなら、”今現在この系統のファイルが多い”という情報は戦わないとわからないですし、それによってどうサポートするのが一番いいかという結果も変わってくるからです。
たとえば、フェティスなどの後だしファイルが多い時期ならば勝利・敗北エリアのカードを消せる「解呪」などのカードが有効ですし、墓地の枚数を気にするファイルなら、それを減らしたり増やしたりするようなカードが有効です。
このため、どういうものが一番いいとは、一まとめには言えないのですが、それでもこれは1枚はファイルに入れておいて損はないというカードもあるにはあります。
「治癒呪文」などのLP回復系のものと、「水の槍」のようなダメージ+α効果があるものがそれにあたります。
これらは、バトルを有利に進める効果が期待でき、ファイルで腐る可能性がほとんどないため、1枚ずつなら入れておいて損はないと言ってもいいでしょう。
2枚以上必要かと問われると、その時の流行ファイルと使うファイル次第と答えるしかありませんが;;
”枚数とサポートの選択”は、非常にデリケートな問題なので、常に気にかけておくことをお勧めします。
今まで勝っていたファイルが急に負けだしたというようなときには、その時の環境に”枚数”か”サポート”のどちらかが合わなくなっている可能性もあるため、いきなり別のファイルを考えるのではなくて、元のファイルを少しだけ変えてみましょう。それで勝てるようになれば、一からファイルを考える時間もなくなりますし、自身の構築能力のアップにもつながることでしょう。
というわけで、今回はここまで。次回から、いよいよ実戦編です。色んな場面を例に出して、それに対する考えを示していきたいと思います。
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