えー、初心者編の途中から、黒EXの台頭とか、第三弾の発売とか色々あって、なかなか中級者以上の人向けのコラムが思いつかなかったんですが、ようやく思いついて、考えがまとまったので記事にしてみます(^^;)
ということで、今回のテーマは”ファイルの特性”です。
LHというのは、当然ALとはまったく違うゲームですが、それが特に顕著なのはファイル構築の段階においてです。ゲーム展開などは、自分の手札、SP、LPと相手の手札、SP、LP、今までの展開などから、相手の行動を予測してそれをほんの少し上回る手を展開すれば良い(勝てる)という意味では、ほとんどLHにもALにも変わりはありません。
なら、極端な話、LHの本当の勝負どころは”ファイル構築”と言い切ることも不可能ではないわけです。そして、そこで重要になってくるのが、今回のテーマ”ファイル特性”というものです。
この”ファイルの特性”というのは、二つに分けることができます。一つは”画一性の高いファイル”、もう一つは”多様性の高いファイル”です。
”画一性の高いファイル”の代表は、黒EXを主軸とした黒単や、Lv6ユニットなどのパワーカードを詰め込んで相手を力でねじ伏せる形の大型ファイルなどです。
”多様性の高いファイル”の代表は、さまざまな防御手段を講じながら相手のファイルを破壊するファイル破壊系統のファイルや、SPや手札をロックしながら勝ちを目指すいわゆる、力押しでの戦いが苦手なファイル全般と思ってもらえばいいと思います。
”画一性の高いファイル”というのは、毎回なるべく同じ展開になるように、パワーカードは3枚積み、サポートカードも基本的にバトルサポート系のカードで、サーチ系のカードはなるべくバトルサポートやメインのカードに兼任させるような構築になります。というか、これ以外の形をとると、枚数が足りないはずです。そして、戦闘を行うときは、ほぼ必ず自分が勝てる状況下で行い、相手を圧倒するのが理想です。
個人的には、僕自身はこのタイプのファイル構築が得意で、扱うのは苦手です。
個人的に知っている人で、このタイプが得意な人は、礼武さんです。
”多様性の高いファイル”というのは、毎回なるべく同じ展開にするというのは”画一性の高いファイル”と同じですが、その手段はドローやサーチに特化した、戦闘力皆無なカードに頼ることが多いです。そして、決め手となるカードは別に3枚積みではなくほとんど2枚積み、あるいは1枚のみといった状況もありえます。なぜなら、それは、サーチして必ず引くことになるからです。そして、後のカードはそれを決めるためのサポート、または準備が整うまでの防御手段といったファイル内容になります。このタイプのファイルの理想は、いかに確実に自分の決め手を発動させるかです。
僕はこのタイプは構築するのは苦手ですが、扱うのは得意です。
このタイプが得意な人は、知りません。というか、このタイプ自体が少ないので、見たことがないというのが本当です。
また、”多様性の高いファイル”には、戦闘手段が豊富なタイプも存在することも、上げておく必要があるでしょう。このタイプは、一見すると”画一性の高いファイル”に見られがちです。理由は、カード構成が似ているからなのですが、似ていることにもちゃんと理由が存在します。
この戦闘タイプの”多様性の高いファイル”は、目指すところは、”画一性の高いファイル”と同じ、戦闘での勝利なので、勢い戦闘が得意なカードが投入候補になります。そうなると、”画一性の高いファイル”と、戦闘で見かけるカードが似かよるのは、避けられなくなり、結果”画一性の高いファイル”に間違われやすいというわけです。ですが、もちろん”目に見える部分”が似ているだけで、内容はまるっきり違います。
戦闘での勝利を目的としつつ、多様性を持たせるには、戦闘で勝利できるカードをたくさん詰め込めばいいわけです。なので、どうしても必要となる最後を勝利するキーカードを除けば、それ以外はほとんど1枚しか入ってないというのが、このタイプの特徴です。このタイプは、ターンを重ねるごとに新しい技を披露しながら、相手の狙いを絞らせず、迷わせ、悩ませながら、気が付いたら勝っているというのを理想としてます。相手にすると、かなり厄介だとは思います。
やはり、僕自身は、構築は苦手ですが、扱うのは得意といったタイプのファイルです。
他にこのタイプを得意としていそうな人は、雛鳥りむさん、蒼穹の魔弾さんの2名です。
この3つのタイプはそれぞれ相性が存在していて、”画一性の高いファイル”は戦闘タイプの”多様性の高いファイル”には強く(純粋に戦闘力の争いになるので)、”多様性の高いファイル”は”画一性の高いファイル”に強く(戦闘に負けようが、決め手が決まれば勝つので)、戦闘タイプの”多様性の高いファイル”は純粋な”多様性の高いファイル”に強い(いくら戦闘タイプでも種類が多ければ相手の決め手を妨害するカードが入っている可能性が高いので)、という図が成り立っています。
とはいえ、これが絶対というわけでもないのですが(ピンポイントで相手の決定打を邪魔するカードがそのタイプのファイルに入らないとは言えないので)、少しだけファイル構築時に気をつけてみるといいかもしれません。
次回のLH関連の記事はファイル公開になるかと思います(^^;)
PR