少しだけ予定の日にちとは違いますが、多色コラム復活です。
今回は、多色ファイルの失敗例(笑)です。
それが、左のやつです。
では、何が失敗だったのか続きからどうぞ。
このファイルを作るとき考えたのは、”殴り勝てるファイルを作ろう”でした。
このため、殴るのが得意な赤をメインに据えて、さらに赤くて殴るなら中型が良いだろうと、それをサポートするために、SP補給用としてエルネートEXを組み込んでます。
ちなみに、ここまでは失敗したとは思っていませんし、致命的な失敗はありません!(別ファイルで確認済み)
ですが、この後から少しずつ失敗が出てきます。
まず第一に、リビングデッド対策が「バルティア」であること。
赤をメインに据えて中型なので、より効率的な選択肢として「カサンドラ」があるにも関わらず、ただ単に万能除去という性能だけを見て、何の疑問も持たずに投入しており、2回目の対戦あたりで、”このファイルでバルティア出してる余裕などない”と気づかされました;;
第二に、”殴り勝とうとする意思が弱い”です。確かに、ダイソンや竜眼王の精鋭騎士あたりは、その手の意思を持っていますが、フィスターアとかその他のカードに相手を殴ろうという意思が感じられません。どちらかというと、場をコントロールしようという意思の方が強めのユニット選択です。火炎閃光とかいい例です。
第三に、これがかなり致命的なのですが、”決め手にかける”ようです。ダイソンや精鋭騎士の2体だけではやはりきつく、序盤から最後まで残っているようなことなどそうそうありません。つまり、攻撃的なユニットが不足しているのです。もちろん、ベルティアーは決め手として採用しており、点火まで搭載しているのでそれなりに働けるでしょうが、どうしてもSPが足りなくなることがわかりきっています。それまでに勝負がつけばいいのですが、少しでも長引くと、どんどんジリ貧になっていくようです。
これらの問題点を踏まえて、改善点を挙げてみましょう。
まず、バルティアとフィスターアという威力の発揮にSPが大量に必要なカードを別のカードへ、できれば赤Lv4のユニットに変更します。まぁ、カサンドラやグレッグとかが最有力候補でしょう。リビングデッド対策にもなりますし、攻撃力アップも望めます。
まぁ、どちらかといえば、この変更は後者に対する答えでしょう。
次に、リビングデッド対策ですが、現在は死滅の護符という非常に便利なものがあるので、それを1枚入れれば良さそうです。目覚めは強化系を相手にすると便利ですが、そもそもこのファイルのコンセプト的に、相手に強化系SSなどで強化されてはそれは負け試合ということですので、この際目覚めよりは護符のほうが良さそうです。
さらに、決め手としてそれなりに有効なベルティアーも2枚はいらないでしょう。まぁ、護符を相手が積んでたらどうするってことで2枚入れたのですが、現在そんなファイルなど滅多に見ませんから、1枚で十分だと思います。
ところで、コントロールを全てやめると、勝てるファイルが相手も殴り合いを目指すファイルだけになりかねないので、アグニを入れて相手のグリモアを少しでも落として、相手のコントロールの強さを弱める手段は講じておきましょう。
さらに、せっかく赤白なので、序盤を支えるに足る能力者と思えるトロメアも採用したいところです。ダイソンの強化にも使えることですし。
と、色を変えない方向で色々改善点を言ってきましたが、僕個人はその”色を変えずに改良する”ための手札が足りなかったため、色を変えて、さらにファイルのコンセプトも変えて、まったく違うファイルを作りました。
まぁ、作るのも扱うのも苦手な殴り合いのファイルより、得意なコントロールのファイルを作ろうって思っただけですけどね^^;
人はこれを、「投げ出して逃げた」といいます;;
まぁ、この色もコンセプトも変えたファイルも近いうちに公開します。その時は、成功例としてですが^^;
上の改善点を実行すれば、それなりに戦えるファイルになりそうなので、色の選択がダメということはなさそうだということが発見できただけで、今回は収穫だったと思います。
では、次回は多色ファイルの成功例です。
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