子:えっと、とりあえず、現在の返却ファイルって事になると「水の魔術師『ミスティア』」が入った青小型が主流だ。
フ:さっき、わたしが対戦した相手のファイルにもいたわね。そんな奴が。
子:「ミスティア」についての対処は、前のカード考察の記事を読んでもらうとして、他の構成を考えてみよう。
フ:えっと、まず壁役に「海底の猟師蟹」でしょ、大型対策の「浸魚/愛を唄うモノ」でしょ、そして「浸魚/愛を唄うモノ」のASで弱らせた相手を狙い打つための「人魚族の弓兵」が入っているのをよくみる気がするわ。
子:うん、それでだいたい間違っていない。後は、グリモアが入ってないかわりに「黒猫『フェルアン』」が入っているタイプがある感じだから。そして、両者とも「水の精霊」「風の精霊」が必ず入っている。
フ:その精霊使って、こちらのユニットのAGI操作して「ミスティア」のASで戻すのよね。
子:まぁ、そうなる。後SSも返却系が満載だ。だいたい、練達の魔術師だけどな。
フ:ん?…わたしがローティアだから気づかなかったのかもしれないけど、練達満載なら鈍足白とかは相性がいいんじゃない?
子:…まぁ、返却側からすれば、やりにくいことは確かだな。だけど、SSでばかり返すわけじゃないからなぁ。
フ:あ、ミスティア先に出して、相手の「水の精霊」を使わせておくと、練達が外れないのか(^^;)
子:そんなところだ。「水の精霊」や「大突風」を積み込むにも限度があるからな。
フ:じゃあ、返却ファイルには弱点はないわけ?
子:いや、ちゃんとあるぞ。
フ:どんな?
子:まず、核となる「水の魔術師『ミスティア』」がネームドなので、相手より先に出してしまえば相手は出せない。
フ:それは、ミラーマッチの時の話よね。それ以外では?
子:毎ターンユニットがセットされ、高LPのファイルには脆い。まぁ、Lv2や1のユニットがメインなファイルには、返却の魅力が半減してしまうという事だ。
フ:なんか、実用性が低いなぁ。
子:じゃ、実用性のある弱点を。まず、「海底の猟師蟹」がいなくなると、非常に脆い。
フ:戦線の維持が困難になるということかな?
子:そういうこと。次に、当たり前だが「ミスティア」を生殺しにされると脆い。
フ:?どういう意味?
子:「氷の結晶」を食らわされた後、ミスティアに当たる攻撃をとことん避けられると脆いって事。さらに、「ミスティア」「愛を唄うモノ」がいなくなった後にリビング出されると対処できない事が多い。
フ:あ、わたしも一つ思いついた。精霊をセットするタイミングを読まれると脆いよね。
子:だな。基本的に場のユニット性能は返却側よりはそうじゃない側の方が強いはずだから、返却できないと脆い。
フ:なるほど。返却ファイルと戦う時は、いかに返却されないかが鍵なのね。
子:そ。だいたい、ファイルのタイプに”返却”ってついてるくらいだから、それができなければファイル自体が成り立たないだろうに。
フ:むー、いいじゃん。わたし、まだまだ初心者なんだから。
子:それもそうか。じゃ、次はセメタリーが情けないことになるような負け方だけはするなよ。
フ:うっさい!!PR