さて、とりあえず、今回の盤面編でアドバンテージコラムは一度終了です。
本当は「位置」についても書かなくてはならないのでしょうが、これはかなり記事の量が
多くなると思う(難しいし、考えることも多い)ので、別にしようと思います。
というわけで、今回の「盤面編」、ボードアドバンテージについてです。
このボードアドバンテージとは、要はフィールド上での優位です。
たとえば、相手よりも多くのユニットで押しているとか、相手が対処できない強いユニットで
にらみをきかせているような状態を、ボードアドバンテージを得ている状態だと言えるでしょう。
さて、文字だけでは味気がないので、具体例を挙げてみましょう。
フィールド状況:8ターン目(自分後攻、食糧使用前)
自分食糧:4
相手食糧:4
自分手札:食糧、スロヴィア騎兵、おとり騎兵、パリィ、クロスボウ兵
相手手札:3枚
自分ユニット:
長:長弓傭兵、
ホ:ホースマン、
弓:弓民兵、
騎:騎馬民兵
相手ユニット:
装:装甲槍兵、
ク:クロスボウ兵
自分の使用しているデッキは盤面と手札から騎兵+射兵の混合デッキだと思われます。
盤面にいる装甲槍兵とクロスボウ兵の圧力が結構きつい状況ですね。
とりあえず、自分のターンなので少しでも有利になるような状況にしたいところです。
どうやら、相手はユニットが不足しているようなので、駿足を活かしてみましょう。
ホースマンと騎馬民兵を2マス前進させて、ホースマンにパリィを使用。あ、弓民兵は、ホースマン移動後、左へ移動します。
長弓傭兵の横にスロヴィア騎兵を布陣というのが、僕の行動だと思います。
これなら、相手はホースマンと騎馬民兵の前にユニットを布陣できないと、次のターンで詰んでしまう状況です。
もしくは、アンブッシュか偽報か戦術的撤退が必要な状況になっています。装甲槍兵自体も、前進すると射撃と
スロヴィア騎兵の組み合わせで落とされてしまうので、次のターンの前進は控えると思われます。
相手がユニットを布陣しなければ、ホースマンと騎馬民兵で制圧を目指し、しっかり布陣されたなら、
スロヴィア騎兵と弓民兵、長弓傭兵を活かせるように行動していけばいいでしょう。
こんな風に、駿足や射撃というスキルは、1手で盤面の状況を一変させる可能性があるので、あなどれません。
今回は、このような形で説明しましたが、もちろん、質の良いユニットを大量に展開させたり、
もっと大型ユニットを多く展開したりして盤面を支配する方法もあります。
大事なのは、自分の手札と盤面のユニットを駆使して、ちゃんと有利になりそうな手を打つことでしょう。
ボードアドバンテージを考える上で、無駄にカードを浪費することは絶対にしないよう、心がけておきたいものです。
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