まず、今も昔もアルテイルでは主流の単色のメリットからいきましょうか。
これは、非常にわかりやすく、SPを効率よく使いやすいというのが挙げられます。アルテイルのゲーム性から、多色にすると影響力を振り分けるためにちょっと無駄なSPが出てきやすいというのがあります。
これは、OSで影響力があがる10弾のカードを使っても同様です。使わないわけではないでしょうが、多色であれば、主力の色とサポートの色と分かれやすいので、同様にあがっていくと、サポートの色が活躍するようになるまで、序盤のその振り分けが無駄になるということです。全ての色が主力というのはありえないため、やはりそのあたりで多色はスタートダッシュが苦手となるでしょう。
これに対し、単色であれば、最初から最後までSPに無駄がでることがないと言えます。ターン開始に得られるSPも光の精霊などで増えたSPも全てファイルを効率よく動かすために使えます。このため、多色に比べると、序盤のスタートダッシュは優れているでしょう。
では、多色のメリットとは何なのでしょう?よく見かける混合色は青黒と黒赤でしょうか。ともに、多色の優良ユニットが存在する色です。この優良ユニットが使えるというのは、メリットというには抵抗があります。なぜなら、それらが使いたいから多色になりましたと言い換えることもできるので、多色ファイルに共通するメリットとはいえません。
じゃあ、多色ファイルに共通するメリットとはなんなのか?それは”多様性”だと考えます。
前述の青黒なら、相手をクローズさせたり返却したりして場をコントロールしつつ、高火力やリビングデッドなどの抵抗力がある黒で攻撃していくというスタイルが得意な気がします。また、トリフェなどの優秀なスキルを持ったユニットが多数存在するため、非常に多彩な攻撃ができるでしょう。
これは、それぞれの得意分野を伸ばしあう組み合わせと言えます。
一方の黒赤は、耐久力が高めの赤ユニットを多彩なスキルが売りである黒ユニットでサポートしつつ、普通の殴り合いでは対応できない相手は黒の除去や弱体化のグリモアや能力で対処するといった、お互いの弱点を補っている組み合わせだと言えそうです。
この”多様性”は単色のファイルでは望めないものです。そして、これは全ての多色ファイルで言えることでしょう。まぁ、組み合わせをしっかり考えないと、中途半端なファイルができあがりそうですが。
つぎにデメリットですが、メリットのところでちょろちょろ書いてます。
単色のデメリットは、自分が苦手な相手には打つ手がないということと、多色は序盤のスタートが遅いということです。これらは、どちらが自分に合っているかを考えて選べば、あまり気にするものでもないと思います。
大事なのは、そういう弱点があると把握しながら戦うことでしょう。
では、次回は強い多色ファイルって、どうやって作ればいいのだろうか?というようなことを考えます。
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